大阪の大動脈「御堂筋」を彩る銀杏並木。季節によってすばらしい景観を見せてくれます。大阪市は、平成12年度に市の指定文化財に指定。さらに府民投票によって選ばれる「大阪みどりの百選」にも選出されたそうです。
私は、特にこれからの季節に見せてくれる黄金色に色づく銀杏並木が大好きです。以前、東京で仕事していた頃、この季節に出張で大阪に帰って来て、銀杏並木を見て「絶対に、再び大阪に帰って来る!」と思ったものです。
昨日の雷雨の後、たくさんの実(正式には種子だそうです)が落ちていて、雨の中、仕事仲間が拾って来てくれました。でも、今まで調理済みのものを食べるだけで、オレンジ色の実の中からぎんなんを出すことはやったことがありません。そこで、仕事仲間がやっているのを一緒に手伝わせてもらいました。
1.まず水に漬ける
2.袋に入れて踏む
3.一つ一つ手でオレンジ色の実からぎんなんを出す
4.干す
3をしていると、手には白い銀杏の油がべっとり。その上、ものすごい臭い。
そして今日・・・
両手には、まだ臭いが残り、あれだけ臭いを消すために手を洗ったのに、手先がつるつる、ぴかぴかに・・・。なぜ?昨夜は、手はガサガサになり、痒みもあったのに。
ちなみに、ぎんなんは、実ではなく、胚乳だそうです。また、異臭の主成分は酪酸とヘブタン酸というものだそうで、ニホンザル、ネズミ、狸などの動物は食用を忌避するとのこと。種の保存のための自然の不思議。
旬の自然を食す・・・。今から楽しみです。